「ゆめほたる環境科学技術塾2023〜発電」を開催しました

お知らせ

HATAKE CLUBの活動項目のひとつに「こども向け科学技術教育」があります。

HATAKE CLUBでは今年度も、兵庫県川西市にある「国崎クリーンセンター啓発施設ゆめほたる」にて、通年制のワークショップ「ゆめほたる環境科学技術塾2023」を開催しています。
このワークショップでは1年をとおして、「マイクロビット」というマイコンボードをつかったプログラミングや、さまざまな電子部品を使った電子工作、およびそれらの組み合わせについて学んでいます。

今回は、今年度のワークショップの第3回として「発電」について学習しました。
「モーター」の軸をグルグル回すと発電できることや「ソーラーパネル」について学んだ後、「マイクロビット」を「電圧メーター」として使えるようにするためのプログラムをつくり、それらをつないできちんと発電できていることを確認しました。
参加者のみなさんは、モーターを一生懸命回したり、ソーラーパネルを窓際に持っていったりして、発電量が変わることを確認していました。

さらに午後には、つくったセットを持って施設の屋上に行き、ソーラーパネルの正面を太陽に向けるとたくさん発電できること、方角やパネルの傾きを少し変えるだけで発電量が少なくなることなど、さまざまな実験を行いました。

さらにおまけとして、ソーラーパネルを使って「光通信」の実験も行いました。
マイクロビットで音楽を鳴らすプログラムをつくった後、スピーカーの代わりにLEDをつないで、音楽を鳴らす信号でLEDが光るようにします。
このLEDにソーラーパネルを近づけると、LEDの明るさの変化によって発電量が変わり、それによってソーラーパネルにつないだスピーカーから音楽が鳴るというものです。

人の目には分からない程度のLEDの明るさの変化によってソーラーパネルに信号が伝わり、その信号でスピーカーからメロディーが流れることに、参加者のみなさんもビックリしていました。